こぶし

こぶしだより 2000年08月号

2000年08月号 発行こぶし編集部 第145号

『少し気になる生まれた月との関係!?』 大月 康義

 病気は生まれ月と関係があるかということはかなり古くから議論されてきました。このように一見関係のないようなところから意外な相関が見つかることがあり、いまだに統計的研究がおこなわれています。われわれの後輩たちがこれとは違うのですが、血液型と性格ならぬ病気との関係を調べ、いくつか有意な結果を出したりしています.病気と生まれ月について、最近,三浦悌二先生が報告していますのでチョットそのことについて書きたいと思います。  ここ、こぶしクリニックと関係の深い精神分裂病は古くから冬から春にかけて生まれた者に多いとされています。そのため妊娠中に母親がインフルエンザに罹ったことが原因ではないかとまことしやかにささやかれています。ただ、いまだに賛否両論があり結論は出ていません。何故冬から春にかけて生まれた方の分裂病発病率が高いのか皆さんも想像力をたくましくしてみて原因を推理してみてはどうでしょう。 その他にもいくつか疾病と生まれ月の関係について調べられていますが、その中で特に興味深いのは寿命と生まれ月の関係です。3月生まれは7月生まれより平均すると4年も長生きするそうです。ある医学部の卒業生の生存率を調べたところ、やはり11月から3月にかけて生まれた人たちの生存率は6月から7月にかけて生まれた人たちより約1割高いという結果が出ています。3月生まれの人はちょっと得した気分になりますね。  今は人の遺伝子がすべて解明され病気も遺伝子によって決定されているのだから遺伝子治療がこれからの医療だという意見があります。しかし、生まれ月による違いは遺伝子の作用とは別のことが関与して病気をつくったり寿命を決めたりしていることを示唆します。遺伝子がすべてを決めるのではなく遺伝子を含むすべての生命を支えるものたちが複雑に関与し合い生命系をつくっており、生まれ月による違いも遺伝子以外の因子が生命にとってとても重要であることを教えてくれていると思います。  今年の夏は36度という猛暑となり我々スタッフも青息吐息です。やはり、このような時期に生まれると長生きが難しいのかなとチョット感じます。ただ,夏に生まれた人にも長生きする人は多くおり、6月生まれだからといって嘆く必要はないでしょう。ちょっとした数字の遊びと思ってみてください。少し遅くなったのですが,夏の暑さ対策として、岩見沢こぶしにも冷房をつけることができそうです。皆さんの真夏のオアシスになればと祈念しております。

~~~ お知らせ ~~~
①夏休み、薬の中断にご注意を!!
こぶしクリニックの夏休みが決まりました。
●札幌こぶしクリニック 8月13日(日)~8月21日(月)
●こぶし神経クリニック 8月12日(土)~8月20日(日)
今回のお休みは二院がほぼ同時期ですので、薬が中断しない様に予めご注意下さい。留守番電話の対応も遅れる場合がありますので御了承下さい。
②三田村先生の岩見沢での診療曜日変更について
前月お知らせしましたように、8月1日から、それまで月曜日・水曜日の週2回だった三田村先生の岩見沢での診療曜日が週1回、水曜日のみに変更になりました。水曜日の診療は午前中のみという事も有り、65歳以上の方が対象となります。よろしくお願い致します。 ③指定居宅介護支援事業所「こぶし介護相談室」開設
介護保険の利用する事にともない、地域各機関と連絡をとりながら、要支援・介護者の介護計画をたてなければなりません。そのような時は御相談下さい。場所は岩見沢こぶし神経クリニック内です。

~~~ 編集後記 ~~~
やっと暑さにも慣れてきました。皆さんは夏バテしていないですか? さて、今月号のこぶし便りから表紙作成ソフトを変えました。従来は「一太郎」だったのですが、今回からは「マイクロソフト ワード」で作成しております。機能が豊富すぎて使いこなせず、四苦八苦致しました。便利すぎるのも良し悪しですね。 この暑さで私のパソコンが暴走すること2回。ようやく岩見沢のこぶしにもエアコンなる物が付くそうです。でも、直ぐに夏休み。真価を問われるのは来年でしょうか…。ちなみにエアコンは待合室に設置される予定です。 先日、カエルがこぶしの中を縦横無尽に逃走。大捕物劇となった事件がありました。どうやら、植木の土に潜っていたようで、知らない土地で自由を満喫したことでしょう。その後、近くの池に放されました。良かったね。 (F・J)