こぶし

こぶしだより 2003年01月号

2003年 1月号 発行こぶし編集部 第174号

『こぶしと共に』 藤田 毅

●謹賀新年  新年明けましておめでとうございます。皆様にとって今年が幸多き素晴らしい年になりますよう心から祈念いたします。  スタッフ一同、皆様の健康のため精進いたす所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

●原点回帰  昨年の"今年の言葉(文字?)"が「帰」でしたね。覚えておられますでしょうか。勿論、色々な「帰」があり、北朝鮮拉致問題などがすぐに思い浮かびますが、私は今年、原点に「帰」することをモットーにしようか、などと考えています。  私がこぶしクリニックを始めたときの目標は、地域医療でしたが、それまで大学にいた私にとって地域に根付いた医療というものがどういうものか正しくイメージできてはいませんでした。正直言って、それぞれの地域に病院を作れば地域医療か、くらいにしか考えていなかったのです。  しかし、本当に地域のために医療をするとなると、これがなかなか難しい。こちらが診察室にデンと構えていて偉そうにふんぞり返っていては駄目だということくらいは何となくわかっていましたので(笑)、とにかく患者さんたちと触れ合える気楽さを作らなくてはと思っていました。

●試行錯誤  そのための方法を色々考えたものです。  まずは、往診をしようと思い立ち、妻と二人であちこちのお宅をよく回りました。それから、働く人達のために土曜日の診療も開始しました。患者さんたちの交流を促したいと思い、患者さんの提案もあって、落書き帳"こぶしノート"も作りました。独居生活をされている患者さんを集めて、ミニミニデイケアもやりました。そういえば、待ち時間の緩和のためにコーヒーやお茶を飲めるコーナーを作って、保健所に怒られたこともありました。(笑)  診察でも家族の問題やら恋愛問題、経済問題など、精神科医が扱いそうもない問題まで広くご相談にのるよう心がけました。時には、夜中に家出をしてきた患者さんを家まで送り届けたこともありました。電話での救急の相談も昔は携帯電話など持てませんでしたので、真冬に公衆電話から震えながら連絡したりもしたものです。  保健所の仕事も手伝うようになりました。心の健康相談を担当して、より一層、地域の抱える問題に直接触れるようにもなりました。  今ではもう行えなくなったものも多数ありますが、とにかくがむしゃらでした。お蔭様で「こぶし」の名前は皆さんに広く知っていただけるようになり、良い面も悪い面もあるのですが、現在のように多数の患者さん達に来ていただける診療所になりました。

●最近は・・・  このところは皆さんもご存知のように予約を取るのが大変になったり、待ち時間が異様に長くなったり、大変ご迷惑をおかけするようになってしまいました。  しかし、それでも新しい患者さんは来られ、予約が取れないことを申し上げると「診療拒否だ」と怒られる毎日です。根本には精神医療を志してくれる若い先生方が少ないという問題があるのですが、愚痴を言っても始まりません。  そこで、どうするかなのですが、今のところ私にも妙案は見つかっていません。予約制は意味がないと言われることは多いのですが、今の予約制がないと高齢者の方など朝からクリニック前で並ぶのが体力的に辛い方々がどんどん締め出されてしまいます。人生何事もお互い様。辛いときに話が長くなって時間がオーバーすることもあるのだということを、どうかご容赦いただければと思います。  そこで、このような状況の中、私が原点に戻ってみて、これまでも、そしてこれからも続けていかなければならないポリシーがあるとすればそれは何か、ということを考えてみました。何だかんだ言っている内に私も段々と年を重ね、あまり無理なサービスはできなくなってきました。同業者からもよく無茶だと言われた色々な試みを、整理したり廃止したり姿を変えたりしながら今日まで行ってきましたが、その根本にある思いは、きっと「誠意」だったと思うのです。

●これからは・・・  これから何ができるかというと、それ程大した事はできないと思いますが、せめて最初の頃に思っていた「地域の人のために誠意を尽くす」思いは忘れないでいようと思っています。中には、入り込みすぎだとご批判をいただくこともありますが、それくらいしか残念ながらできませんので(^_^;)、精一杯やっていきたいと思っています。  私のできることは僅かではありますし、治療上抱え込んではいけない場面もありますが、それでも根本的には精神病は対人関係の病気ですし、健全な「誠」を持った人間関係で皆さんと接することが何よりだろうと考えています。  私にとって今年は地道にコツコツと積み上げていく年になるかと思います。皆さんには健康を取り戻す飛躍の年になりますよう、心から願っております。

お知らせ 「電話診療の中止」 クリニック開設当時より、休診の際などに留守番電話にメッセージを入れていただいて、こちらからおかけ直しするという形で行ってまいりました電話診療ですが、諸般の事情により平成15年3月末日を持ちまして、中止とさせていただくことになりました。 皆様には休診時の不安を少しでも解消していただくための一つの方策として行ってまいりましたが、担当医の健康上の問題や種々のトラブルが発生するなどにあたり、中止せざるを得なくなりましたことを、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。 なお、救急指定病院などを受診された場合に、救急担当された医師からの連絡は従来通り留守番電話で対応いたしますので、詳細な情報が必要な場合、救急担当の医師に申し出てみてください。 皆様にはご不自由をおかけすることになりましたこと、心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。 ====================================================================

〈食のシリーズ40〉 『わかりやすいって大事ですよね。』ネコ吉 40回続けてきました。いつの間にかですが。誰が書いているのか分からない文章 で、読まれている方は少ないと思いながら、ちょっとでも「なんかちょっとわかったじゃん、得したかも。」をねらってきました。一人試行錯誤しているのですが、こん な食べ物アマチュアコラムを読むより「美味しんぼ」を読まれた方が楽しいかもしれませんね。
前回、漫画のススメを書きましたが、「ブラックジャックによろしく!」ネタを(そう、間違いました。
「あこがれて」じゃないです。「4649!(矢沢永吉風記述)」なのです。)新聞で読むより漫画って媒体で見て読む方が「おもしれー!」と叫ぶ確率は高くなります。そして私がここで文章を書くよりも「みのもんた」がTVで「ブロッコリーは体に良さそうですね。」と語ってしまう方がうなずき確率は高くなります。
うむむ、私はどうしたらいいでしょう?いつまで続ければいいでしょう?  「食べることは毎日だ。そして本能だ。だから難しい。」何気なく食べていますが、その一口が体を作ります。「知らないし、めんどうくさいじゃん。考えるなんてさあ。食べたいもの食べるよ。」まあ、そう言わずにちょっとは考えても良くない?化粧で肌を隠すより、食べ物から良くしなければ、美人になれないかも。
そして10年後も健康でいましょうよ。今より明日の自分のために。そう、ちょっとでも思ってもらえたらいいな、なのです。 「~って健康にいいの?」そんな質問もいっぱい受けます。色々な食べ物を調べると良いところもいっぱい見つかります。そして悪い所もあります。必ずと言って良いでしょう。
そして健康法は様々ありますが、自分の健康法を見つけてくださいね。 「食べ物ってどれが安全なの?」どれが安全なのでしょうね。じゃあ、ちょっと安全を確かめに工場や農家に見に行くとか、本を読んでみるとか、インターネットで調べてみるなんて勉強してみませんか?まあ、ちょっと。
「健康に気をつかうのは疲れる・・・。」気をつかい過ぎては疲れます。神経質にならずにホドホドにして、なるべく楽しんで健康になる方法、見つけましょう「結局、分からないのですが。」私もこの文章を読まれている方を分からないので「これで健康になる(うおー!)」ってのが分かりません。そしてお会いしても分からないかもしれません。私がここでできるのは、ちょっとだけ情報をお分けすることです。自分に合うは自分で見つけるしか方法はないかもしれません。でも、情報は日々大量に流れているものなので「合う」は必ずあると思います。
 漫画よりアニメはさらにわかりやすさは増えます。
本でダイエットの方法を読むより「スパスパ人間学」を見る方が分かりやすいです(爆笑問題がいいよね。)。
絵が動くって偉大です。でも、「文章で分かりやすい」を続ける模索も必要だよね。そう、一人うなずいて次号に続く・・・でしょう。ううん、今年もヒマがあったら、続いていたら、読んでくださいませ。4649!